「最近、一番好きなアーティストは何ですか?」

BLUE KING BROWN cd ブルー・キング・

最近、一番好きなアーティストは何ですか?」
                      (2007.05.28 MON)

1週間程前、友人と2人で、三軒茶屋にあるバー「Pocket(ポケット)」に行きました。

ポケットは、7席ほどのローカウンターと、ロフトスタイルの中2階がある小さなバー。

私がよく通っているお店です。

その日、お店には、店員の毛利君と外国人の男性が1人。

その外国人男性に話しかけてみると、

名前はジャスティン。オーストラリア出身。日本に来て1年ほど。

ジャスティンは、その日が誕生日で飲みにきていて、

友人を誘ってみたものの、「翌日、仕事だから、、、」と断られた為、一人で飲んでいるという。

さみしい雰囲気になったので、男3人でハッピーバースデイを歌い、一緒に飲むことに。

私は、10代後半〜20代初めにかけて、オーストラリアで暮らしていた事もあり、

オーストラリアの話題をすると、ジャスティンも懐かしい様な、嬉しそうな顔をし、

カンガルーから、オーストラリアンビール、食事など、オーストラリアの話題で盛り上がりました。

私がレコード / CDショップをやっていることを伝えると、

ジャスティンは、「来週、オーストラリアのメルボルン出身の友人のバンドが日本に来るんだよ〜」と。

そのバンドの名前は、「Blue King Brown」。

知らないバンド名だったので、「どういうバンド?」ときいてみると、ブルースバンドだと言う。

その日は、頭に中にそのバンド名をメモし、その話題は終わりました。



数日後、ラジオを聴いていると、私好みの音楽が流れていました。

バンド名を聞いてみると、なんと「Blue KIng Brown」!!!

ジャスティンは、ブルースだと言っていたけど、

ブルースというよりは、アフリカ、レゲエなどのルーツミュージックをベースにしたファンキーなサウンド

ワールドミュージックが大好きは私にとっては、

ルーツミュージックの影響を感じられるグループという意味では、

アレステッド・ディヴェロップメントが登場してきた時に似た衝撃的なグループ。



ギターを抱えながら、セクシーに歌う女性ヴォーカル、

GROOVYで、時には、ROOTYに、DUBBYにプレイするベーシスト、

ファンキーに刻むドラム、

アナログな音質と弾き方が70年代っぽいキーボード、

独特の「間」とりズミングが絶妙なティンバレス(パーカッション)。

この5人に加え、バックヴォーカルが3人という編成。

中でも、ELLEN McILWAINEをも彷彿させる女性ヴォーカル、

跳ねたキーボード、ラテンを感じさせるティンバレスが個人的には気に入っています。

ワールドミュージックのエッセンスが入っているオーガニックなファンキーサウンド

まさに、ストレート。



先週、お気に入りのラジオ番組を聴いていると偶然にも、どの番組にもゲスト出演していて、生演奏も。

番組の中で、彼女は、「曲作りには、アフリカ、インド音楽から、インスパイアーされます」と。

そういったルーツ音楽のエッセンスも入っているところも魅力ですが、

ドラムの刻み方など、クラブ音楽の影響もうかがえるところも魅力です!


http://www.youtube.com/watch?v=H11hii4za7g


代表曲「Water」のヴィデオ・クリップです。

レコードをターンテーブルにのせるシーンから始まるんですが、

ヴィデオクリップも良い雰囲気!

この「Water」ですが、オーストラリアの先住民族アボリジニーの土地問題をテーマにした曲。

社会的なメッセージ性の強い歌詞も特徴。

クリックして聴いてみて下さい。



おととい、横浜の「グリーンルーム・フェスティバル」でライブ行い、

昨日は、そのアフターパーティーがあり、

残念ながら、どちらも行けなかったのですが、

行った方に聞くと、とても、盛り上がったそうです。

オーストラリア人の姿も、ちらほら見かけたとか。

ジャスティンもその中に、、、。きっと、友人との久しぶりに再会し、ハッピーな時間を過ごした事でしょう。

是非、ライブを見てみたいという方は、サマーソニックにも出演が決まったそうなので、

そちらに出かけてみては?



レコード/CDショップを始めて、一番聞かれることが、

「最近、一番好きなアーティストは?」とか、「どんなアーティストが好きなんですが?」というたぐいのもの。

一番と言われても、好きな音楽、アーティスト、曲が多く、

今までは、即答はできず、即答どころか回答すらできませんでした。

もし、今、「最近、一番好きなアーティストは、何ですか?」と聞かれると、

「Blue King Brown!!!」と、真っ先に答えるでしょう。

ESTACIO RECORDS 店主
※ 現在、「Blue Kings Brown」のCDは、当店での取り扱いはありませんが、いずれ、入荷したいと思っています。

■ ■ ■ More Movie ! 「Blue King Brown」!!! ■ ■ ■ 

■ Nocturnal TV - Blue King Brown Live! @ 2006 Newtown Festival

http://www.youtube.com/watch?v=rN0ynLoEAaY

■ Blue King Brown - Percussion

http://www.youtube.com/watch?v=tleycSAU0uE

■ 2007.5.26 GREENROOM FESTIVAL YOKOHAMA (音質悪い - 残念!)